スタート地点には立った、ゴールまで行けるか(北九州マラソン2017 レポ1)
北九州マラソンを終え、帰ってシャワー浴びたら尻に鋭い痛み。
(…何?!)
恐る恐る鏡に尻を映すと…両方の下尻に斜めにミミズ腫れ。oh......ファイントラックのパンツの縁で尻が擦れてしまった様です。今までこんなこと無かったのに…。
(私の尻…垂れた…??)
…深く考えないことに。
次からプロテクトS1を尻にも塗ることにします。
それでは今回余裕がなく、写真がほとんど無いので、短く北九州マラソンのレポを終わらせたいと思います。
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しかしこの選択は失敗でした。
昨年末、血管の病で父が外出先で急逝し、バタバタと満中陰法要を終えて一週間余り。この期間、体力的にも精神的にもまともに走る練習は出来ませんでした。スポーツクラブの空き時間に周りをクルリと走る程度でしたので、その様子を知る親族からは大会に出ることを反対されましたが、私は出ることを決めました。走ることで、私の非日常を少しでも以前の日常に近づけたかったのです。
そんな状況でしたので、今回、スタート地点に立てた時とても嬉しかったです。
しかしスタートしてすぐ、
(…これはゴールまで何時間かかるやら…)
と思いました。明らかに足が動かないのが分かったからです。キロ6分を切ることが出来ないのです。私のワースト記録は初マラソンだった福岡マラソン2015の記録。多分これはそれすら超えてしまうだろうとすぐ分かりました。練習をしないでフルマラソンを走るってやはり無謀だったけど、スタートした以上完走はしたいと思い進みました。
スタートした直後は1桁の気温だったのですが、晴天も相まって気温はグングン上昇。ファイントラックに腹巻、ハイネックのコールドギアにTシャツを重ね着していたことを後悔する程汗をかき始めたので、給水所では2杯ずつ水やスポーツドリンクを飲みながら走りました(遅いけど)。しかしこの選択は失敗でした。
今年一杯で営業終了するスペースワールド辺りに来た時、有森裕子さんと遭遇してハイタッチ。途中羽田陽区さんにも会い(マイク持ってたのでレポーター役?)、重いながらも足はまだ何とか動いていたのですが、ふと
(…下腹が痛い…)
急に運動した時になるあの差し込むような痛みを感じるようになりました。それでもだましだまし進みながら、途中のエイドでは色々いただきながら進みました。
このクッキー美味しかった。
ミニクロワッサンは2キロくらい持って走ったな、なかなか食べられなくて。
こんなに一度に渡されても食べられないと思うの…。
ハーフ頃に5時間のペースランナーに抜かされましたが、既に追いかける足はありませんでした。
(…まだこの倍、走らないといけないのか)
膝は痛くなかったし、内くるぶしも大した痛みはないのに、ただ足が動かないのです。
綺麗な海も見えてきましたが、写真を撮る余裕もありませんでした。
(何とか給水以外は歩かずにゴールしたい…お腹も相変わらず痛いからどうしたもんか…)
(フルマラソン…遠いなぁゴール…)
(…暑い、足と身体が重い…お腹も何か調子悪い…)
給水で飲みすぎたせいか、25キロをすぎた頃、トイレに寄ろうかどうか悩み始めました。今まで1度も大会中トイレに寄ったことがないので、トイレ待ちで長時間ストップした後、足の状態がどうなるのか分かりません。再び走れるのか? つったりしないかな? でもこのままだと益々走りに集中出来なくなりそうだったので、できるだけすいてるトイレを探して寄ることにしました。
続きます。