走れ shiomine

すぐ故障する弱脚だけど、整形外科に通いつつぽくぽく走っています。

私はなぜ走りに来ちゃったのか(北九州マラソン2020レポその2)

こんにちは。

何とか風邪をひかず耐え忍んでおりますが、気を抜くと一気にひきそうな予感…。

この喉の痛みは花粉症のせいだと思いたい。

 

それでは北九州マラソン2020レポ続きです。

 

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16日大会当日。

朝4時30分起床、朝ごはんを食べて30分程仮眠。

5時30分頃から準備開始。今日は雨予報だから摩擦でマメ出来ないようプロテクトS1をこれでもかと丁寧に足に塗りこみました。(これのおかげで足はふやけてたけどマメ一つ出来ませんでした! ワセリンよりオススメ!)

 

何度かトイレに行くも薔薇がつめる気配がないので、仕方なくそのまま7時頃ホテルを出発しました。

雨は降ってたけど、まぁこの程度なら…むしろ風が思ったよりある感じ。こりゃ気温は2桁あっても体感は低いかもねぇと思ってはいました。


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7時20分頃スタートエリア着、女子更衣室にあてがわれていた市役所3階で身支度を整え8時過ぎに手荷物預け完了。百均のレインポンチョを着ていましたが、雨を凌ぐため屋根のあるところで待機しつつも何回か空いてるトイレを見かけては寄ってみますが薔薇はつめず…。やな予感…。

 

スタートブロック閉鎖10分前にFブロック入り。来賓者の挨拶も始まり、いよいよもうすぐスタートという頃になって雨足が強くなってきました。


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9時スタート、タイムロスは6分ほどでスタート地点通過。気温は高めだからポンチョは暑くなったら捨てて、寒くなったらランパンポケットに入れてきたウィンドブレーカー着ればいいねなんて考えて走り続けますが、予想に反して気温は下がり雨風はどんどん酷くなっていきました。

 

進むにつれ酷くなる大粒の雨に強風で体温は全く上がらず、5キロ地点に着く頃には帽子のつばから水が絶えず滴り落ち、サングラスは水滴で視界不良、ポンチョの外に出ていた腕はアームカバーをしていても意味が無いほど冷えていました。

強風はしばしばポンチョをマリリン・モンローのスカートかよ!的状態にしてしまい、視界を塞いでは慌てて手繰り下ろすを繰り返していました。

 

これはポンチョ捨てたら凍えてしまう…!

 

持ってきた薄手のウィンドブレーカーだけでは寒さに耐えられなくなると判断して着続けることにしました。多少走りにくいけど仕方ありません。

 

雨は酷くなる一方で強風はますます酷くなっていきます。時折吹く突風にポンチョごと煽られて何度かよろけました。

 

10キロすぎても全く身体は暖まらず、風でむしろ末端は冷えてきています。辛うじてポンチョで隠れ、アンダーのスキンメッシュとお腹に貼ったカイロと腹巻きのおかげで、胴体はこの時点ではそこまで冷えていませんでした。少しでも手を温めようと濡れたグローブの水気を切るようにギュッと手を握ったりしてもあまり状況は変わりません。

 

速く走れる人はいいなぁ。

早く終わるしこんな状況でも身体暖まるんだろうなぁ。

 

そんな事を考えていたら、コースわきに「ビューポイント 若戸大橋」というプラカードを持って立っているボランティアさんがいました。雨風の中肩をすくめてとても寒そうです。申し訳ないなぁという気持ちになりました。

プラカードが示す方に目を向けてみましたが、雨雲に隠れて橋は見えないし…後30キロもこんな状態で走んなきゃけないのかと思うと、急に憂鬱になりました。

 

なんでこんな状況で走ってるんだ。

止まったら凍えちゃう。

速く走れる訳でもないのに。

冬山登山より寒い。

 

頭の中でグルグルそんな事が渦巻いていました。

周りには既に歩き出してる人もいます。歩いたらますます寒くなっちゃうのに大丈夫なんだろうか…筋肉量多そうだからそこまで寒くないのかなとか思いながらパスしていきます。

 

15キロすぎた頃、エイド第一弾がありました。

手が冷えていてポーチからまともにスマホを取り出すことも出来ません。やっと取り出したスマホを右手に持ったままかじかんだ左手で上手く動かない指で給食を取るのは手間取りそうだと判断して、ボランティアさんに手を差出して「お願いします」と給食を手に乗せてもらいました。

水濡れ防止でジップロックに入れていたスマホを袋から取り出さないままかじかむ手で撮影。
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なんか…ネジチョコ大量にのせられたわ…。チョコがこれまた冷えてて口の中に放りこんでもなかなか溶けてくれません。ガリガリかじりながら、次に食べたスノージンジャーボールのスノー部分は雨でぐちゃぐちゃでしたが美味しかった。どんと揚までは食べられずポーチにスマホとともにしまいました。



私はマラソン大会で楽しいと思ってるのは給食と応援だと思っているのですが、その私が写真に収めた給食はこれだけでした。

 

もう後半は写真を撮ろうという気にすらならなかったのです。

 

 

つづきます。

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