初ボランティアを終えて（筑後川マラソン2019その3）
こんにちは。
急に寒くなりましたね。寒いのは本当に苦手なので、昨日夜から寝間着をヒートテックとフリースパジャマに切り替えました。布団はまだ冬用羽根布団１枚だけだから、天気いい時毛布を干して足そうと思います。コタツも出さないと…。
さて、先日ボランティア参加させていただいた筑後川マラソン2019の全体感想などを。
～～～～～
筑後川マラソン2019で初ボランティアを終えて思ったことを残しておこうと思います。
１）見えないところでお金がとてもかかってる
筑後川マラソンは河川敷コースで途中警備員とかもほとんどおらず、当日のコースや給食内容だけ見てるとお金がかからなそうに見えるけど、そこに至るまでの準備にかかる費用がすごいと思いました。ランナーさんにお渡しする景品代はもちろん、その運搬費と人件費、ごみ処理費、レンタル料金、消耗品費など、ランナーには見えないところにこそお金はかかってた。フルで7,500円（ハーフ6,000円）の参加費で最大5,000人（10km・5kmなどの短距離も含む）の集金で必要経費回収できてるとはとても思えない。そりゃ協賛必要だし、ボランティアが必要になるし、大会キャンセルでもエントリー代金は戻ってこないはずです（保険入ってたら知らんけど）。
２）ボランティアは個々の知力・体力・経験の持ち寄り
マラソン大会と言えば学生ボランティアがお約束で、今回も大量に参加されていました。実際は興味もないでしょうに、お休みのところランナーのために協力本当にありがとうございます。学生時代の私だったら絶対参加しなかったわ…。
学生さんは若い分体力と理解力がありますが知識と経験は少なめ、私のような者は知識と経験はあっても体力と応用力はありません。ですが両者が合わさると、一つの指示の元てきぱきと判断・作業ができていました。面白いなぁ。休み時間に話を聞いていても知らない世界や異なる世代の話が聴けてとてもコミュニケーションが有益でした。
３）割とアナログで非効率
仕事柄マニュアル化したり効率化を考えたりすることが多いせいもあり、今回のボランティア活動で配られた資料やチェックリストがわかりづらいし使いづらいとおもいました。実際の作業もこれって二度手間だったり伝達不十分じゃない？と思うこともありますが、ここらへんは大会規模や運営団体による部分も大きいのかも。もっとデジタル的な資料や指示があるかと思ってたよ…。これが標準なのかどうかは、これからの私の経験が増えればわかっていくことでしょうね。
４）ボランティアさんはマラソンを走っている人の視点では物を見ていない
グッズの事前準備やコース上の設営時、たとえば貼り紙を一つするにしてもマラソンを走ったことのある人ならココが最初にみえて次こう通るから、ここにこう貼った方が視認性が良いと思ったりしたのですが、マラソン経験がないとそれはやはり分からないようで、「それじゃ走ってたら見えないし…」的場所に掲示（立ち止まってみる分にはよい場所）しようとしたりしていました。よく大会レポで「わかりづらかった」という評価がでるのは、こういう視点の差から生まれるんだろうなぁと思いました。ボランティアリーダーはマラソン経験者を配置したらいろいろ劇的に変わりそう。
５）笑顔の下にあるものは明るい感情だけじゃないぞ
いろんな人がいる、本当にいろんな人がいますね。足がつった人に消炎スプレーしてると通りがかりのランナーに目がしみると怒られたりもしましたし、頑張ってる学生ボランティアに対して子供は嫌いだと怒鳴るランナーがいたりしたし、風が強くてやむを得ず横断幕降ろしているのに準備できてないといわれたり。普段だったら絶対つっかかる私ですが（割と短気な面も持ち合わせてますよ）、できるだけ平常心で笑顔で返すように心がけました。だって私は大会の関係者としてここにいるんだもんね。
逆に言うと、今までにこやかに笑顔を返してくれてるボランティアの方たちの内心も実のところ腸煮えくり返ってたときもあるんだろうな…。ランナーさんがそのボランティアさんの前を通り過ぎるのは一瞬だけど、そのボランティアさんはその場でずっといろんな人の言葉を聞いたりもしてるんでしょう。これからはもっと感謝の気持ちを伝えようと思いましたね。実際「ありがとう」って言われてとてもうれしかったです、私は。
もし来年も筑後川マラソンのボランティアに誘われたら参加するかと言われたらするでしょう。走るか？と言われたらいやですと言いますが（笑）。
