気が付けば空が見えた(北九州マラソン2019レポ02)
こんにちは。
花粉症で目が真っ赤です。この時期はいつも目頭が涙の塩分で炎症を起こして切れて血が出ます。 5月までの辛抱です。
さて北九州マラソン2019のレポ続きです。
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スタートの号砲がなり先頭ブロックの方が進み始めましたがGブロックは微動だにせず、スタート地点に着いたのは号砲から7分後でした。スタート地点は市長さんやゲストの方たちがお立ち台から手を振ってくれるのはどこも同じだと思うのですが、今回はちょっと時の人が。
こちら。
そう、現在大河ドラマ「いだてん」で主演をされている中村勘九郎さん(左から4番目)がいらしていました。四三さーん! 金栗さーん!という黄色い声が飛び交うスタート地点。
同日開催の熊本城マラソンの方がゲスト適地ではないかと思うのになぜ北九州に来ているのかというと、平成中村座が11月に小倉城(スタート地点)にて公演が行われる縁みたいです…なるほどね。
スタート地点を超え、トイレのプラカードを見つけるたびお腹の調子を確認します。若干ぽこぽこしてる気もしますが、ストッパ効果か今は大丈夫な感じ。コース途中に到津の森公園やスペースワールド跡地などがありましたが、落ちた気持ちは景色を見えなくするのか、いつの間にか通り過ぎていました。
途中5時間のペースランナーをパス、程なく「増田明美の夫」というゼッケンをつけた増田明美さんの夫さんと遭遇。
給水ではヴァームを中心に摂取、都度お腹の調子を確認します。
(…嫌なぽこぽこなくなったのはいいけど…なんか胃の動きも止まった感じ)
腸の動きがおとなしくなった分、胃もあまり動いていないようなのです。胃腸が動かないと給水・給食が吸収できなくて脱水・エネルギー不足になるのではないか…。でも下すよりはいいか…と割り切って食べられるうちは給食をもりもりいただこうと決めました。
北九州マラソンの給食コーナーは地元色あふれているうえに集中して出てきます。どれも食べたい…! 分散して出してくれれば味わいもできるけど、食べ損ねないよう口に放りこんで次を受け取りまた放りこみとしていたら、リスの頬袋のように口いっぱいに給食が…。給食コーナーを過ぎても手に給食を持ち、口ももぐもぐしながら進みます。
気が付けばハーフを過ぎていました。
ここからは長いスライド区間が続きます。
20キロ過ぎに私が到達したころには先頭ランナーたちは既に折り返してきていました。この人たちが折り返してきた道を私は今から行くのか…、2年前走って長くてへこたれたこの道のことを思い出しちょっとうんざりしました。元々周回とか往復コースが(飽きるという意味で)苦手意識があるので、何か気を紛らわそうと折り返してくるランナーさんたちを観察してみよう、もしブログ村系Tシャツ着ている人がいたら声掛けしようと思い立ち、さっそく実践してみました。
速い人はやっぱりノースリだなぁ…大学名入りは学生さんなのか…あ!ワンピースのコスプレ!…少しずつ半袖の人が増えてきたなぁ…。
そんなことを思いながらすれ違うランナーさんたちを見ていましたが、村Tシャツを着た人は見つけられず…。でも一人も村人がいないということはないだろうと観察しながら進んでいたら、気が付けば門司港の折り返し手前まで来ていました。
(あれ…? 2年前に感じたほど長くないな…それにトイレに行かなかった!)
前走の福岡マラソン2018ではハーフを過ぎた当たりでトイレ旅になったのですが、今回はそんな気配もなく30キロ地点まで来ていました。胃はそんなに動いてないけど、消化していない感じはないし脱水もなさそう。このまま何とかゴールにいけるかも?
この時初めて周りの景色を見る余裕が生まれました。
晴れた空に門司港レトロ地区、細い道の両側に鈴なりで応援してくれる人たち。そしてキラキラ光る海と少し肌寒い風。
(綺麗だなぁ…何とかここまで来れたからゴールまで行きたいなぁ)
やっと何とかなりそうかも、ゴールまで行けるかもと思えました。
続きます。