共にこれから(私と共に歩んだ車物語4<終話>)
こんにちは。
すっかり秋めいてきましたね。寒いの苦手なので冬のことを考えると憂鬱です。
新しくやってきた車と私、最後です。
走るネタは全くありませんので興味のない方は飛ばしてくださいね。
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平成6年型ワゴンRと平成28年型の新しいコとの間の設備差は相当なもので、店頭に納車されていざ受け取りという段階で、
「キーに鍵ないけどドアどうやって開けるの?」(リモコンキーだった)
「エンジンかけるための鍵を刺す穴がないんだけど」(スマートスタート車だった)
「サイドミラーが手で押しても動かないけど…」(ボタン可動式だった)
「サイドブレーキがない!」(足踏み式だった)
と、とても焦りました。そんな私を見て店員さん苦笑い。
ハンドル・指示器・ブレーキとアクセルの位置は変わってない(当たり前)から運転はできるけど、先に取説もらって読んでおくべきだったなぁと後悔しても後の祭り。運転しないと家に帰れません。お店の人に基本的な操作部品の場所だけ教えてもらっておっかなびっくり帰ります。
ブレーキやアクセルの踏み込み具合も窓から見える景色も本当になにもかも違う新しいこのコに緊張しっぱなしで運転します。
停車したら急にエンジン音しなくなるし(アイドリングストップ対応車だった)、ときどきピピって音なるし(運転補助カメラついてた)、なんかわからない表示がフロントパネルに出てるし(ハイブリットの表示だった)、はてなブロガーらしく頭にはてなマークを浮かべながらいつもより時間をかけて家に到着…どっと疲れました。身体の一部のように操作できてたワゴンRちゃんが懐かしい…。
その後取説を読み込んでもろもろ設定し、翌日からさっそくスポーツクラブに乗っていきました。 離合や細い道通るのが怖いことこわいこと!
(ついてた設備で個人的に「これ必要?」ってなったのが運転席暖めヒーター。このコが生まれた宇都宮はそんなにお尻が冷える地域なのか…)
数日経って少し速度を出して運転しても余裕ができるようになった時、車の中で何か音がしていることに気づきました。プラスチックが当たって細かくカタカタいうような音で、車内に乗せた何かが悪さしてるかなと物を移動してみたり布でカバーしてみたりしてもなくなりません。気になる音です。
納車され一週間後、再び店に行って原因が判明、2時間ほどかかりましたがその場で修理してもらいました(第1回修理)。
この修理でとりあえずカタカタ音は軽減しましたが、速度を上げると再び音が鳴り、それと同時に他にも気になることが…。
停車したときに床下から焦げ臭いにおいするんです。覗き込んでもビニール張り付いてるわけでなくオイル漏れしてるわけでも、エンジンルームに柿も入ってない。気のせいかな?と思っていたけど間違いなく駐車して外に出ると焦げ臭く匂う…むむ。
そして風切音。ハイトールワゴンを選んだので多少の風切音と車体揺れは覚悟していましたが、50キロ超えるとラジオ音聞こえなくなるくらいヒューヒュー鳴るのは異常じゃない? 隙間風入りまくりのワゴンRちゃんですらここまでしなかったよ?
仕事終わりだと修理工場も終わっていてなかなか持ち込めず、相談のため再び電話して症状を伝えたら、レッカーで車回収され代車が来ることになりました。
…乗り始めて2週間でもう代車かよ…と思いましたが、代車でやってきた日産デイズがワゴンRに似ていて運転しやすいコで、いっそこのままでいいんじゃないかと思うくらいでした…色も私らしかったしね(ははは)。
今度の修理は5日ほどかかりました。カタカタ音の場所は他のやり方で再修理、焦げ臭さは原因不明でブレーキ調整と車体下を全洗浄で様子見、風切音はパッキンを全付け替えることで様子見となりました(第2回修理)。
帰ってきてからは調子はいい新しいコ、ご機嫌治ったようで私もご機嫌です。
少しずつ私好みになるようこまごまパーツを購入しては車に積み込んでいます。ワゴンRちゃんにはスモークフィルム貼り付けていたので、近々このコにも貼ってもらう予定です(なんで純正プライベートガラスはこんなに透けるのか)。
あたらしいこの車とこれからたくさんの時間を共有していきます。
遠隔地でのマラソン練習や大会に、この車で行くこともあるでしょう。
この車との思い出はまだ修理ぐらいしかないけれど、あちこち乗っていきたいなと思います。
正直今でも街中でワゴンRを見るたびに(…まだ元気にしてるかなぁ)とちょっぴりさみしくなるけれど、新しいコと同型車を見るたびに(仲間だね!)とも思ったりもします。このコとの思い出もこれから増やしていきたい。だから20年は壊れず頑張ってよね!
よろしくね、私の相棒、スペーシア!
20年後は2038年。
このコが無事その日までいてくれて私の手で引退させてあげられるとしたら、その時私も免許返納かもね。
だからそれまで。
元気で車に乗れて、踊れて、そして走れていたらいいなぁ。
先のことはわからないけれど。