走れ shiomine

すぐ故障する弱脚だけど、整形外科に通いつつぽくぽく走っています。

上級救命講習に行ってきた(そして改めて考える)

こんにちは。

 

 

連日暑い日が続きますね。我が家にはエアコンが無いので、帰宅するとまず最初にすることは家中の窓を開けること。それでも35度位まで上がった室内気温は寝る頃になっても33度くらいまでにしか下がらず、アイスノンと扇風機で涼を取って寝ています。もう何十年もそういう生活(実家にもエアコンは無かった)をしているのですが、それでも今年の夏は本当に暑い。寝ている間に熱中症にならないよう気をつけます。

 

 

さて、今年1月に普通救命講習を受講した私。


shiomine.hatenablog.com

そこでは成人の救命措置が中心でしたが、上級になると乳幼児等の救命の仕方や傷病者運搬方法も教えてもらえるということで近々受講しようと決めていました。

福岡市の上級救命講習は無料ですが事前予約が必要、受講場所も決められています。平日8時間拘束だし、そんなに申込者いないよねぇと軽く考えながら3月から申し込みをしようとしていたのですが、サイトを開くといつも募集締め切りの文字が…。

(…上級救命講習って…マラソン大会並みのクリック合戦が行なわれてるんだ!)

10時にサイトを開いて4回連続募集締め切りにあって初めてそう認識しました。9時から募集開始で1時間で枠終了ですよ…早いよ。

8月分募集開始の7月の時は9時前にサイト立ち上げ、9時にクリック開始。やっと8月1回目の受講枠を取ることができたので、さっそく上級者受講してきました。

119.city.fukuoka.lg.jp

 

普通救命講習の内容を基礎に、人工呼吸の際の注意事項、乳幼児けAEDの使い方や心肺蘇生法、毛布や竹を使った傷病者搬送、異物が喉に詰まったときの吐き出させ方、三角巾の使い方など、さらに実務的な講義と実技が行なわれました。

個人的には竹と毛布(または毛布だけ)でこんなに簡単に担架ができるんだということ、どうやって使うんだろうと長年思っていた三角巾の実用的な使い方、一人で人を運ぶ時(というか引きずって移動する時)の方法などが学べ、これはいざというときに本当に役に立つと思いました。

 

あと救命措置を行なっているときに手伝ってくれる人が現れたときは「あなたは119番に連絡を」「あなたはAED探してきて」と具体的に指示するようにということも。沢山人が集まると「誰かが連絡してる・誰かが探しに行ってる」という心理になって、結果誰も何もしていないで見ているだけ状態になりがちなんですって。普通救命講習の時も同じようなことを言われました。そうだよなー、自分じゃなくて良いと思っちゃうもんなぁ…。

 

また、大切なのは倒れた人や救命措置を行なっている人を見つけたときに声をかける勇気だとも改めて言われましたね。

…そうですよね。いくら技術や知識を得たとしても、そういう状況になったときに慌てず声をかけられるかどうか。遠巻きに見ちゃうだけになるんではないだろうか。マラソン大会中に倒れた人がいてその周りに既にランナーがいたら、私も止まって声をかけてあげられるだろうか。人がいるから大丈夫って思って通り過ぎちゃうかも…。

 

うむむ。

 

講習を受けていない人よりは知識と技術は身についたけど、そういう状況にほとんど遭遇したことの無い経験のなさが、いざという時どう自分を動かすだろうか。

 

f:id:shiomine:20180805090725j:image

受講後、上級救命講習修了証(オレンジ色)をもらいました。三角巾ももらったので車に積んでおく予定です。ちなみに普通救命講習の際にもらったキューマスクは常に持ち歩いていますよ。幸いまだ使う場面には遭遇していません。

 

これでマラソン大会に役立つ知識と技術が少し増えました。実際にはこの知識と技術は使わないほうがいいんですけどね。

 

 

(一つ問題が発生。人形を使った胸骨圧迫実技を何回か行なっただけなのに、翌日湿布を貼るレベルで右手首関節が痛くなりました。実際の緊急時は救急車が到着するか心肺活動が復帰するまでこれを行ない続けるわけですよね…私の手首持つかという新たな不安が…)

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