35キロとゴール、二つの目標(さが桜マラソン2017その4)
速いランナーに悩みがあるように、遅くしか走れない人にも悩みもあります。
そう、あるんです。
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ミイと別れて程なく、今回の目標地点35キロ地点が近づいてきました。
そこは、ブログ村応援隊2回目の応援ポイントでした。
なぜそこが目標ポイントなのか。
それは私が走るのが遅いからにほかなりません。
今回さが桜に訪れたブログ村のランナーさん達はサブ3~4の記録を持つ方達、私とゴールの時間が1~2時間違います。つまり35キロ地点においてもそれくらいの時間差があるわけで…。応援してくれる人を最初のランナーさんから私まで2時間くらい待たせるわけで…。
(どうしよう…他のランナーさん達と比べてた圧倒的に遅いから待たせちゃう…)
どう頑張っても急に1~2時間も速く走れるわけがありませんから、私を待たずにゴールに行って他の村人応援して下さいって言うのも変だし(何よりまず失礼だわ)…。
ですので、私が35キロ地点に着いて応援隊がまだ居たら(タイムオーバーで移動していることも充分にあり得たので)、
「楽しそうに応援隊の前を走ろう」
という目標をひっそりたてていたのです。
今回何故か脚も心も軽やかで、決して速くはないけれど沿道の人に応援を返す余裕があるまま、ガーミンが35キロを告げました。沿道の中の青い色を探しながら走ると、程なく青と白のモコモコが見えました。
(まだ居てくれた!)
スライムさんとキティちゃん(Mさん)でした。差し出された飴を貰い、エアサロもあるよと言われましたが、颯爽と楽しそうに走り去るため、お礼を言ってその場を離れました。
(良かった…応援隊がいる時間までにたどり着けた…)
目標達成した喜びと共にもらった飴は大切に暫く握りしめて走っていましたが、溶けちゃうかな?と思ってポーチに入れようと少し減速した瞬間、左膝上がつり始めました、気が抜けた途端にぃ!
急いで飴をしまい、代わりに芍薬甘草湯を取り出して給水所で服用、その後も2RUNと塩熱タブレットを摂ることで、程なくつりは収まりました。危なかった…あそこで見えを張らずにキティちゃんにエアサロしてもらうべきでした…(反省)。
その後川沿いの並木道(後にここが桜並木だと知った。コース図見てないから)でバナナマンさんを発見したり、アイス出てきて喜んで食べたりしながらとても楽しく走り続けました。
後で知ったんだけど、梅干しも佐賀県産だったようなので1粒くらいは食べておけばよかったなぁ。塩っぱいから避けたんだよねぇ。
小城羊羹の前に丸ボウロもあったけど、カメラが起動しなくて撮れなかった…。
このサイズのブラックモンブラン市販されてるのかしら(欲しい)。
足のつりも収まり、周りの応援も賑やかで、空もきれい。少しだけきついけれど、このままゴールは行けそう! ぽくぽく走りつつ楽しいマラソン大会だったなぁ。見えてきた競技場のトラックを回り、ゲートをくぐりガーミンを止めてコースに一礼。データを保存したらガーミンからピロピロピロピロ!と言う音とともに新記録達成の文字が表示されました。
(え? どういうこと?)
タオルを受け取り記録表を見て、初めて自己ベストを更新していたことを知りました。
競技場の芝に座り、しばらくゴールしている人を見ていました。歩いている人、最後にダッシュする人、皆ここまで一生懸命走ってきてのゴールです。
この中の何人が初マラソンで、そして2回目のマラソンへと進んでいくんだろう。何人が最後のマラソンだったんだろう。
私の2年目のマラソンが終わりました。
35キロで応援隊に会えた記念品。
あと1度ゴール後のおもてなしと総括で終ります。