私の壁、それは膝の痛み(熊本城マラソン2016レポ3 ハーフ~32キロ)
スポーツクラブでレッスン開始を体育座りで待っていた時、ふくらはぎを触ってびっくり。
(パンパンになってるやないの…)
針で刺したらぱーーーんって破裂しそうな程張っていました。こりゃいかんとレッスン終了後ストレッチエリアで入念にストレッチして、お風呂でマッサージ。
夜、両足がつって悶絶しました。
…私はストレッチするとなぜ足がつるのでしょう…。つらい。
それではレポートの続きです。
長めです。
やっぱり、きちゃったのね。
ハーフ地点を過ぎて、今回の目玉給食の一つのエリアに着きました。
イチゴ!
何かのゼリー!
お…おにぎ…り…。
まさかマラソンの最中にレギュラーサイズのおにぎり(ラッピング済)をいただけるとは思っておらず、手に持ったままどうしようかとオロオロしたまま走り出したのですが、周りを見ると小走りしながら皆さん結構食べていらっしゃいました。
しばし考え、私はジェルや畳んだウィンドブレーカーでパンパンのポーチにおにぎりをギュッとしまい込みました。
(ポーチはちきれそうだけど、せっかくいただいたから持って帰って食べよう)
今食べたらお腹がいっぱいになって走れなくなりそうだし、捨てるにはくまさんの力(熊本の有名なブランド米)おにぎりはもったいなさすぎる…。そもそも食べられる米を捨てるなんて…出来ない…。
ポーチの中に詰め込まれたおにぎりは重かったですが、それ以上に体温で後2時間くらい温められるおにぎりが腐らないかも心配でした。
実は他にもいただいたドーナツ棒も入っていたりしました(水分摂取量を減らすため、ぼそぼそ系の個包装給食は貰っても全て食べずに持っていました…)、貰いすぎはいけませんね…。
(その後おにぎりやドーナツ棒はホテルでいただきました。美味しかったです)
驚きの給食コーナーを過ぎてもまだ足は平気です。想定内の速さで走れています。このままならギリギリ目標タイムでゴールできるかな? なんて考えたりしました。
風が強く一度帽子を飛ばされて、慌てて畑に取りに下りたりしましたが、天気はいいし日向だと暖かいし、知らない熊本の風景は新鮮だし、景色を楽しみながら沿道の方とハイタッチしたり応援イベントをみたり(でっかい和太鼓素敵だった!)しながらぽくぽく走っていました。
ちょくちょく給食にも寄りました。黒糖があるところでは必ずいただき、いちごや熊本特産のトマトも沢山つまみました。
(いちごとトマトは本当に美味しかった!! たくさん抱えて食べながら走りたかった~)
30キロ地点がある畑の中を突っ切る見通しの良いすれ違い区間では、目玉給食の一つ「タイピーエン」給食もいただきました。
(味噌汁じゃないよ! タイピーエンだよ!)
(タイピーエンを出してくれた会社のキャラクターのようです)
持ってきたジェルや塩タブレットなどの補給も上手くいき、シャリバテで足の上がらない感じもないし、ふくらはぎもつる気配がありません。
所々の橋では、上りで歩き始めたランナーさんたちをぽくぽく走って抜いたりもしました。
(うんうん、走れる)
(…あれ?)
不意に何か左膝に違和感を感じました。
鵞足炎を発症した内側ではありません。
膝の外とすねの外側が引っ張られている感じなのです。
(何だろう、つり始めたのかな? )
おにぎりでぎゅうぎゅうになったポーチからつり対策用として持ってきた2RUN(梅丹本舗)を取り出し、最寄りの給水所まで走る間にも、少しずつ違和感は痛みに変わっていきました。
(これ…つりとは違う気がする…)
ふくらはぎは大丈夫ですが、左膝外側とそこから繋がる脛の上半分だけが痛いのです。
2RUNを飲んでも状態は変わらず、膝を持ち上げる度に痛みと膝が抜けるような感覚が襲ってきました。
(…ああ、今回は左なんだ…)
悟りました。故障したのです。
(やっぱり、きちゃったのね)
福岡マラソン2015では右膝でしたが、今回は左膝に故障の壁がきたのです。
距離表示を見るとまだ32キロ地点。あと10キロありました。
(普段なら1時間弱の距離だけど…)
とても時間がかかることを覚悟しました。もうキロ6分30秒ですら走れない時が来たのです。
(でも、遅くても絶対歩かない)
それだけは心に誓いました。
~~続く